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気まぐれ Art note

本の編集したり舞台裏の黒子やったりしています。

古民家暮らしを拝見②ー白栗不動産

①を書いてから時間が経ってしまいました。

「板倉の宿 白栗」に続いて、、、

白栗さんご自身のご自宅(兼オフィス)も見学させていただきました。

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白栗さんの家は富山県八尾町の山中から移築した古民家です。

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豪雪に耐えるための梁。

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継手。釘を1本も使わずに頑丈な家を造る。

こんなふうに家を見学させていただいて、 私も自分の借りているウナギの寝床風町家を改装できたらいいな、と思いました。住みながら民家再生=町の再生。さて、私はどこまでできるかな?

 

 

 

古民家暮らしを拝見①ー白栗不動産

3月12日(日)

以前からとってもいいお仕事をされるなぁと、HPやFBで気になっていた飛騨国府にある古民家専門不動産「白栗不動産」を訪ねて来ました。ここのご主人にお会いしてみたいと思ったのは、白栗不動産FaceBookページにこんなコメントを見つけたからです。

「私にも夢があります。古民家の立地にふさわしい場所に古民家移築集落・ストリートをつくることです。それは高山市の飛騨の里や川崎市にある日本民家園のような展示家屋の集合体ではなくて人が暮らす集落・ストリートをつくることです。」

人が暮らす集落・ストリートをつくることです。

古民家で✨

そこでシェアハウスを見学させてくださいとアポイントを入れて、

見学させていただいたシェアハウスに私は住まないですが.....m(__)m

ご主人が心をこめて手がけた「板倉の宿 白栗」が素晴らしいです。

板倉の宿は泊まることができますので、レンタカーを借りて、ここを拠点にしてゆっくり飛騨の旅をしてみるのもいいと思います。きっと最高です。

板倉の宿 白栗 - 飛騨高山

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板倉は家屋ではなくて、蔵なんですよね。土でできたものが土蔵で、板でできたものが板倉。板倉は、飛騨に来て知りました。故郷の佐渡では見なかったですし、あったとしても建築が全然違います。したがって、興味深々です。板倉のある風景が美しい。

 

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お風呂場のマットに刺し子。なんてステキな。

 

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ガラス戸の細工がまた細やかで素晴らしい。昔の人はどうして家をつくる時にこのような時間のかかる仕事をしたのか。箪笥も、布も、イイね!

 

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天井の板にのこぎりの跡を見る事ができます。

 

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正絹。真綿の布団を布団屋さんに頼んで打ち直してもらったそうです。古くなったからといって、捨てない。蘇ると、真綿の布団ってこんなにふかふかなんですね。この仕事をした布団屋さんが飛騨古川にあるとわかって、次は布団屋さんの取材、次は畳屋さん、次は大工さん、次は左官屋さん....取材するところが地域にたくさんあります。

 

この後、母屋も見せていただいたのですが、

それはまた後日。

 

 こんな不動産屋さんが地域にたくさんあるといいな。町はきっといつまでも美しく、景観が日本文化を伝えることでしょう。

www.hakuguri.jp

 

 

 

 

 

 

 

自転車を漕いで

毎日、自転車を漕いで町を見てまわるのが私の楽しみです。心の中で、「民家ギャラリー」などと名前をつけて楽しんでいます。この地域は、ホント、町が美術館(博物館)だと思える要素がそこかしこに散りばめられています。

たとえばこんな…

飛騨古川から国府のほうに向かってみると、玄関脇の外壁にこんなの飾ってあったりして…

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おぉ、、、。

蔵の中にあったのでしょうか、それとも、、、。通りすがりの人にも楽しめるように飾ってあるところが、また、、。

 

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町全体に蔵がよく残っていますが、活用しないまま残しているんじゃなくて、現代の生活の一部にしているところがいいなぁと思います。(地方を歩くと蔵を持て余して壊したとか、ほっとかれて朽ちているなどの光景をよく見ます。)こちらのお宅は、駐車場にされているようです。

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 かっけーーーーー!

蔵、かっけーーーー!

 

歴史を感じる看板を見つけたり、(この道の先に何があるのか…)

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いきなり茅葺屋根の家あったりー! しかも無人じゃないですー。

ちゃんと人が住んでいます。

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美しい神社を見つけました。手前に舞台のようなものがあり、奥に社殿がありました。これはなにをする舞台なのでしょう? 能舞台ではないようです。

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額に入った絵みたいだったな。空間が。 もう一度、この神社にたどり着きたい。

高山市の「加茂神社」だそうです。何度自転車を走らせても、方向音痴なためにここにたどり着けずにいます。

 

 

 

飛騨古川で見つけた美しい手仕事

▪️その1ー蕎麦屋で見事な建具を見つける

8月1日、飛騨古川にあるお蕎麦屋さんに入って、心踊る美しいものを見つけてしまいました。そのお店は「蕎麦正 なかや」さんといいます。

www.hida-kankou.jp

 

もちろんお蕎麦も美味しかったので、蕎麦好きな人にもオススメです。

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店内。

そうです、その奥にある「建具」をよくよーく見せてくださいな。

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おぉ、、。

鶴亀が見えますか? 写真だと細部がつぶれてしまうのですが、実物だと鶴の羽まで描かれていてとても細やかな仕事です。大変すばらしい。

 

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食い入るように見てしまいました。

女将さんに「ここは蔵を改装してお店にしたんですか?」と聞くと、もとは本屋さんだったそうで、お蕎麦やさんとして開店するときに、飛騨古川町の大工さんが美濃から持ってきた建具を取り付けてくれたんだそうです。大工さんが、捨ててしまえばもう作ることができないけれど、こうして取り付けて利活用されれば残すことができると考えてのことだとか。建具に施された見事な金具は、「もう作れる人がいないそうですよ」と女将さん。

美濃の建具か、、、、すばらしい腕を持った人がいた町なんですね。

鍛冶屋、金具の技術を持つ町。

こんな建具を見ることができてよかった。それが美濃のものだとわかってさらによかった。蕎麦を食べただけでお店を出てしまっては、わからないことでした。人の話は聞いてみるもんだ……と思います。

 

 

▪️その2ー民家に漆の器と膳セットがあった

今度は自転車で町中を走っているときに、ある民家の土間に「古民具を見て行ってください」と書かれた看板を発見して、たくさんの漆と出会いました。

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なんと、売っていたんですよ。悔しいから値段は教えません。できればこの漆をすべて大人買いして大事に活用する方法を考えたい、そのくらいの力と財布が私にあればなー。

これは「宗和漆」といって、宗和の和は「輪」とも書くそうです。輪は石川県の輪島からきていることを意味していると、民家の主人から教えていただきました。輪島からの漆が飛騨にも伝わって多く入ってきているし、飛騨にも春慶漆という工芸品があります。漆や漆職人についても、歴史をさかのぼって現在どのような状況なのか調べたいと思っていました。この漆の器と膳は、婚礼など祝いの席に使用されていたもので、どの器になんの料理を盛るか、客に出してもてなす順番も決まっていたそうです。

日本の婚礼の儀式を見直したいです。

ひとつひとつに意味があった。その意味を知りたいと思います。

それから、漆の器で食事をしたいという母の願いを叶えるために、飛騨古川まで家族旅行に来たという友人が、願いを果たせず、膳は漆だったが器は漆ではなかったというエピソードを思い出しました。あぁこの漆のセットがあれば……満足してもらえるよう、もてなすことができたのに。

私が手に入れるまで待っていてね、漆ちゃん。

 

 

▪️その3ーここは町じゅうが美術館

とにかく飛騨古川はちょっと歩くだけで、町中に技と美意識を見つけることができます。ここは「町じゅうまるごと美術館」ーーー散策するたびに私はいつもそう思います。

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そうそう、蔵の話というのもありました。

そのことは、また後日。

 

 

 

おわら風の盆が開催される「越中八尾」を散策して来ました。

 休みの日、「おわら風の盆」が開催される「越中八尾」まで足を延ばしてみました。本祭の前に前夜祭があり、本祭のポスターは盆過ぎにならないとできてこないそうです。

本祭はたしか9月1日、2日、3日の3日間

前夜祭はポスター⬇️やHPのとおり各町内で11日間あるそうです。

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www.yatsuo.net

 

 

 私が訪れたのは8月1日月曜日。お祭りで賑わう越中八尾ではなく、普段のありのままの越中八尾が見たいと思い、猛暑の中を歩き回って(これだ)と思う部分を写真に記録してきました。一番の収穫は、帰りの電車の時間を調べなかったために1本逃し、逃したことで2時間も空いてしまって、時間を潰すために定食屋に入って店のおじさんと話したことです。そのお店のおじさんは、生まれも育ちも越中八尾の生粋の富山人。他の人より方言が強いわけです。それで、語尾に「…ちゃ」「…だっちゃ」と付くことに気がついて、「ここら辺の人は語尾に”ちゃ”がつくんですね」と言うと「そうそう」とうなづいていました。その土地に来たら、その土地の人と話してみるものです。

ここで私は(あぁ佐渡と同じ方言だ)ということに気がつきました。

おじさんの方言すべて聞き取りましたよ、私は。

 

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すごい美容室だと思って、思わず。。。

 

何も調べずに来たので、図書館に飛び込んで「古い町並みってどこにありますか?」と尋ねてみると、「それは諏訪町のほうですよ、石畳の風情あるところです」と親切に地図をくれて、行き方まで教えてくれて、その方向を目指しました。しかしけっこう駅から徒歩だと遠いですね。暑かったし、久し振りに行き倒れるかと思いました。

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手書きのポスター、イイネ!

 

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石垣の幾何学

 

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銀行かっこいいな。

 

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ここら辺に喫茶店がないようで、いやもうここまでか……と思っていると「お茶をどうぞ」の風鈴を見つけて、入ってみました。

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中国茶のお店でした。ご自身も富山県内の生まれだけれど越中八尾のご主人と結婚し、中国茶の勉強をして、ここでお店を開いているというオーナーさんがもてなしてくれました。

 

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亀豆美人というスイーツをオーダーしました。美人になれるそうです。亀はあの「亀」。中国では亀を漢方薬にしており、これはそれをゼリー状にしたもの。黒糖みたいな味がして美味しかったです。

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「喫茶去」禅の言葉。

 

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こんな路地が気になる。 

 

  さて、冒頭に書いた定食屋さんですが、宿もやっており「御宿みよし」といいます。電車の時間が来るまで、富山の酒「みよし」をいただきながらおじさんのお話が聞けたので、大変な収穫をいただきました。普段は朝食付きで一泊5000円。風の盆のときの値段は教えてくれませんでした。もう予約でいっぱいのようです。今度、お酒飲んでないときに教えてあげると言われたので、地方宿の経営と実情を聞きにうかがいましょうか、ね。

 

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 おわら風の盆に来るなら夕方5時か6時頃来て、徹夜を覚悟して、始発で戻りなさいというアドバイスをいただきました。宿が取れなかった人は、みーんな外にゴザ引いて寝てるんだって。始発は「見送り風の盆」があり、踊って送り出してくれるそうです。
 
「今度は本祭に来ますよ。また風の盆のとき以外でも遊びに来ますね」と言って、御宿みよしさんを後にしました。御宿みよし、いい宿です。たぶんね。
 
 

復原を見て日本文化を知る

東京にいる間に見ておきたいもの ② 江戸東京たてもの園

tatemonoen.jp

 

民俗資料室で働いていると、道具ばかり単体でみることになるので、その道具が使われていた空間、つまり建物や生活環境などが知りたいと思いました。道具はどんな風に置かれ、どのように使われていたんだろうかと。それを知らないと、道具が理解できないと思いました。南部鉄器の急須かっこいいデザインだよね〜というノリでは、本来その道具が持つ力や役目、どうしてそのように作られたのかがわからないままだと思いました。そこで江戸東京たてもの園に行ってきました。

以下、チェックしたところの写真ばかり投稿します。

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実際にいろりの火で沸かしたお湯で、お茶をいただきました。

 

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かまどの神様ってここにいるんだろうな。。!?

 

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農家はここまで。

続いて前川國男邸や小出邸など建築家が手がけた建物です。

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日本は家具が少ない文化で、、建物と家具は一体化し、徐々にインサイドして造られていくと聞いたお話(小泉和子講演会より)を思い出しながら部屋を見ました。あーなるほど。。。と。とくに和箪笥は現代のプレハブ工法では重いしデカイし、不便だわ〜と捨てられるかもしれないけれど、このような建築であれば和箪笥のほうが便利かもしれません。道具と建物と環境はセットなんですね。

 

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風通しが良くてクーラーが要りません。

 

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仕立て屋 こんな風に着物を置いてたのか。

 

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銭湯の屋根

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頭に叩き込んでおかないと……。

 

 

 

 

池上本門寺近くにある「古民家カフェ蓮月」

東京にいる間にやっておきたいこと

(長く暮らした東京を数日で離れるので、その前にいろいろ)

 

池上本門寺近くにある「古民家カフェ蓮月」に行く✨ 

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この建物は昭和2(1927)年に建てられた元お蕎麦屋さんだったが、長く地域に親しまれた蕎麦屋さんが高齢になり閉店してしまった。その後取り壊しになる予定が立てられたが、地域の人が東京にこのような建物が残っていることが貴重だと考えた。そこで地域の歴史として保存したいと話し合い、大田区に依頼したがムリだった。なんとかこの場を活用してくれる人がいないかと草の根活動をしたところ、金沢出身の男性が手を挙げてくれて、2015年の秋から1階はカフェと2階はレンタルスペースとしてオープンした。……というお話を聞いて行ってきました。

 

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ここの古民家はうまくリノベーションされていて、2階に和家具の特徴(違い棚=アシンメントリー)を見ることができるから、ぜひ訪れてお茶してくださいと、、、、

(6月11日 昭和のくらし博物館館長・小泉和子講演会「和家具の面白さ」より。)

聞いたので、、

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食事もお酒も美味しかったですよ。私は夜行ったけど、昼間ならカフェしたいですね。

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*写真はオーナーの許可をいただいて撮影しています。古民家はまだまだ修復が必要だけど、地域の財産として、地域の人と一緒に障子を張り替えたり、土壁を塗ったりして、みんなで助け合って維持していくそうです。

 

大田区池上の古民家カフェ 蓮月

行ってみてくださいね〜!

 

 

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