気まぐれ Art note

洲之内徹が連載した「気まぐれ美術館」に憧れてます。

ゴミ拾い始めました。2019.4.7

今日は県議会議員選挙の投票日でした。

当選したらこんなことをやります、佐渡を変えよう!など

書いたパンフレットを見ます。

 

でも大切なのは、当たり前の日常をどう過ごしているか

であって、

当選しなければできないとか

議員になったらやりますとか(当選したら気を抜くとか)、

何かの役職やその座につかないとできないと思っているようならば、

その人は永遠に何もしない人だ。

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今日はザルを拾いました。まだ使えるプラスチックのザルでした。なんでこんなものが、と思うようなものまで海岸に落ちています。あとは、漁師さんの網。沖合で切れて、流れ着いたんでしょうね。そこに割れたプラスチックの破片が絡まって、非常に危ないゴミになっています。。自然に還らないからね。

 

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毎週、少しずつ。

いつキレイになったと思える日がくるでしょうか?

その日はまだまだ先です。

 

 

ゴミ拾い始めました。2019.3.24

毎週日曜日、ほぼ午前10時から佐渡の海岸清掃始めました。 

美しいものが好きだから、汚いなら美しくしようよと。

自然はそのまま芸術だから、清掃するだけでアートなんです。

つまり、これはアート活動なんです。  

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いや〜、プラスチックすごいんですよね。

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今日の収穫、袋いっぱいになったらおわりです。

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 どんなに小さなことでも、みんなができることから実行すれば、

いろんなことが良くなると思うんです。

 

どうやって作品の保存環境を保つのか

新しい年を迎えました。

年月を経るということは、、、

 

人が年をとるように、

モノも刻一刻と劣化しています。

スポットライトをずっと浴びていると疲れるように、

作品にずっとライトを当てて展示していれば、

作品が弱って劣化を進める要因になります。

しかし劣化は、お肌のスキンケアをしていれば美しく保てるように、

モノも適切な保存環境で守ってあげれば、劣化を遅らせることができます。

 

文化財や地域資料の「活用」が課題になる昨今ですが、

地方にいて痛切に感じるのは「保存」についても知らない人が多いということです。

保存って、、、

ただ置いとくことが保存になるわけじゃないんですぜ。

 

 

 

古文書のシミとか虫とか、絵画の色あせとかキズとか

経年劣化ならともかく、環境が悪くてできてしまった汚れとキズは

どうにかならないものか、と思って胸が痛みます。

 

IPM

Integrated Pest Managemet =IPM

総合的有害生物管理

 

作品資料の保存は適切な環境をつくってあげることが大切。

  • 清潔な環境を保つ → こまめな掃除が基本
  • 遮断する → 害虫が侵入する経路を遮断する。
  • 発見する → 資料への目配りを忘れず、被害を早期に発見する。
  • 記録する。

生物によって対策は異なる。

有害生物への対処法の歴史

  • 古来〜 曝涼(虫干し)……正倉院宮内庁書陵部
  • 1960年代〜 ガス、燻蒸 臭化メチル製剤(エキボン) 

虫・動物……侵入の防止、駆除、監視

カビ・微生物→エタノール、アルコール等で除く

温湿度の管理をすることで防ぐ

カビの発生要因

栄養、水、空気、胞子

 

IPMによるカビ対策

水・湿度60%以下ではカビの生える確率が低い。

 

 

 

総合的病害虫管理 - Wikipedia

公益財団法人 文化財虫菌害研究所/文虫研

 

IPMか、お金がないんですよね。

保存するのもお金が必要でして。

 

もっと勉強していこうとおもいます。

古いものを大事にして、次世代につなげるために。

 

宮大工と行く、寺社巡り

新潟県在住の宮大工の方と知り合う機会をいただきました。

「あなたの仕事を見に行きたいです」とご連絡差し上げたところ、

大変驚かれましたがOKサインが出ましたので、海を渡って新潟まで行ってきました。

まだ少し暑い、9月初めの頃のことです。

 

お寺に着いたら、まず「鉋の話」からスタートしました。

柱を触ってみて、これは削り方が荒いとか、これは仕事がいいとかダメだとか、目に写るときの美しさだとか、そんなお話しを聞かせていただきました。

 

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新発田宝光寺

廣澤山宝光寺 – 新発田藩溝口家菩提寺

 

宮大工さんオススメの、建造物が美しいお寺のひとつ。

納得できます。屋根の形、反り方、柱、ディティールのひとつひとつをご説明いただきました。


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彫りもいいね。素晴らしいね。 

 

 

 

 

こちらは新潟県総鎮護 新潟縣護国神社です。

新潟県総鎮護 新潟縣護國神社|初詣・七五三・厄除け・合格祈願など各種御祈祷は新潟県護国神社


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 ↑ 特にこちら美しいと絶賛しておられました。いい仕事だと。

 

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最後に、大寶寺という日蓮宗のお寺さんだったと思いますが、

宮大工さんが故郷・新潟に戻ってきて手がけた仕事だということで、

ご案内していただきました。
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ここでよく見ていただきたいのは、屋根なんです。

屋根の反り方です。反っているのが美しいので、何度もやり直しして調整し

よしいいだろう!となるまでこだわったそうです。

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これ以後、寺社を訪れると屋根を見るようになってしまって、、、

いままでは全く気にしていなかったんですが、やはり反っていると美しいですね。

でも、屋根を反らせるって大変な技術のようです。

写真を改めて見返すと、美しい寺社の屋根は反っているし細部までしっかりと丁寧な仕事をしていらっしゃいます。こういういい仕事の跡が、後世まで残るといいなぁ。

文化遺産です。

 

 

 

和尚のまかない飯

お寺で飯を食べさせていただいております。それは本当に、和尚の手作り飯です。きっかけは、お寺を良くするための仕事をしてください、その代わりにご飯を食べていくかい? だったと思います。で、食べさせていただいてから自分の寝ぐらに(住所不特定多数のジプシーだから)戻るわけです。

 

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夏は素麺。

 

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和尚お得意の、肉巻きアスパラ。しあわせ豆富。必ず山盛りサラダが出ます。

 

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山芋肉巻きソテー。野菜と大豆を使った料理が毎食必ず出てきます。

 

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おお、この日は秋刀魚でした。美味しかった。

 

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右奥が、豚肉とニラともやしのあんかけ。これも和尚お得意の一品です。安価な材料で健康的に食べるんだそうです。

 

私は、実はあまり食事に興味がなくて、ほっとくとロクな食事をしません。面倒くさくなると食べない日もあるし。金もないし。そう、金がない! ったく誰を恨めばいいのか。腹が立ちますね。ぬくぬくしたヤツ。もっと仕事してない誰かさんの報酬下げてもいいんじゃねーか! と思っちゃいます。

 

 

きちんと食べて、いい仕事をしてください、が食事代。

お寺さんに生かされて活かされて、

今日もなんとか生きています。

 

 

 

 

川崎市立日本民家園

酷暑が続くある日、江戸時代の民家など、約25棟の文化財建造物を移築・展示している「川崎市立日本民家園」に行ってきました。 途中で干上がるかと思いましたね。ただ、この酷暑の最中に行ったおかげで、わかったことがひとつだけあります。

www.nihonminkaen.jp

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のっけから涼しくない絵ですなぁ。あのね、どうして真夏なのに囲炉裏に火がついている写真なんか載せたかというと、体感してわかったことが温度と湿度だったんです。

外はかんかん照りで汗だくなのに、土壁の民家の中に入ると、すっと涼しいんです。

やや、これは! 熱中症でエアコン云々も大事だけど、私たち日本人が住まいの知恵として持っていた、なにか大切なものを忘れているぞ、と思いました。

 

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どかーんと広い土間。中はひんやりしていました。

たとえば・・・・

土蔵は物を保存する建物です。保存するために温湿度を一定に保ち、物をカビさせず腐らせず、虫よけにもなるように工夫されています。自然の素材と昔の建造物の知恵に、改めて驚いてきました。 

 

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古民家に入るとまじまじ見ちゃう、天井。実は私、建築云々わからないんですが、必ずチェックします。屋根から壁、そして床。

 

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こんな形の屋根も。おもしろい。

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かっこいいですよねぇ。でっかい梁とぎっちり組まれたロープワーク。手仕事です。美しい。手仕事が美しい。

 

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わかったことは、もうひとつあります。

それはまた後日の更新にしようかと思います。

 

佐渡祭祀文化研究所

畑野の大久保というところに、真禅寺という真言宗智山派のお寺があります。

佐渡 真禅寺

 

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お寺の遊歩道を歩いていくと、見事な竹林があり、10分ほど歩くとザーザーと水の音が聞こえてきて、目の前に滝が現れます。

ここを鍋倉の滝といいます。

文覚上人が滝行をした場所だと言い伝えられているから、滝の隣に文覚上人像が立ってるんですね。この石像の造形については、美術雑誌編集者&美大卒の学芸員としては一言申し上げたいところですが。。。


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ここを初めて訪れたときの、この場所が持つパワーは忘れられません。パワーを感じるか否かは人によると思います。しかし佐渡のお寺でパワーを持っているお寺って、あまりないと思うんです。神社仏閣が多いという佐渡。そのなかでも群を抜いて美しいお寺が、ここ「真禅寺」だと思います。


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滝の側に大日堂が建てられています。真禅寺の御本尊様は大日如来様です。大日堂の「大日」は、大日如来様のこと。大日如来様は本堂に安置されております。この大日堂には不動明王様がいらっしゃいます。

大日如来様と不動明王様は表裏一体、という意味のお話を教わったことがあります。

 

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大日堂では、毎月28日の朝7時から護摩祈祷をしています。なぜ28日なのかというと、不動明王様の縁日が28日なんだそうです。 

 

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真禅寺の敷地はざっとこんな感じ。 

 

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ここのお寺は庭が大変美しいです。庭が美しいと、心が洗われるようです。 逆に庭が荒れていると、その土地そのものが荒れているように感じます。

 

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電信柱が景観的に邪魔ですなぁ。


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1本の木をどう見るか。


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築山庭園。


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ご挨拶して、通ります。御本尊様にも。手を合わせて一礼。皆さん、お寺に来たら御本尊様にはご挨拶していただきたいです。1番大切な方ですから。見ていると、素通りする人がたくさんいます。なんで人と会う時は挨拶するのに、御本尊様にはご挨拶なさらないのですか。信仰とか宗教という問題よりも、訪れた場所で1番偉い、大切にされている方にご挨拶していただきたいです。

 

インドに行ったときは、会う人会う人にとにかくナマステ合掌でしたよ。

 

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納屋。

 

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納屋は茅葺屋根でして、銅板⁈を被せてあるようです。内部からロープワークを見ることができます。おおお、民俗資料室だ。


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土壁。美しい。

粗末だけれど、品があります。


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これは庫裡の床。畳をはぐったら出てきました。見た瞬間、(いい床だ!)と思ったから、これを活かしたいと思って、畳を全部はぐりました。ただね〜、床がぶよぶよして傾いているし、大工さんに見てもらった時に「床下全部ダメだね!」って言われました。

全体的に修繕しないと、とってもじゃないけど使いづらいです。半分は朽ちてるに等しいですね。

 

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田の字型の間取りと教わりましたでしょうか。梁が見事です。茅葺を塞いでありますなぁ。せめて梁を活かす塞ぎ方をしてほしかったね。

このやり方は美しくない。


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神棚。寺に神棚があるんだぁって言う人がたくさんおります。神仏習合佐渡のお寺なんてほとんどすぐ側に神社があって、神仏セットに建てられておりますよ。

 

さて、なんで真禅寺の紹介をするのかというと、ここは数年前から無住寺でして、この場所に一目惚れした人が、事務所にしたようです。

佐渡祭祀文化研究所」

といいます。


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本がありすぎて片付かないわー‼︎

修繕したらデスクも本棚も増やしたいね。

ここに知が結集するの。建築、民俗、美術、考古、歴史、各専門家が集まって、研究の拠点にすればいいと思います。真禅寺だけでいろんな研究ができるよ。素材があるから。

 

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研究所が所蔵する、東洋陶磁コレクション。

素敵な器でお茶でも出しましょうか。