気まぐれ Art note

洲之内徹が連載した「気まぐれ美術館」に憧れてます。

佐渡國小木民俗博物館と千石船「白山丸」のつながり

前回、佐渡國小木民俗博物館の設立について書きましたので、 地域の力で設立した佐渡國小木民俗博物館 - 気まぐれ Art note 今回はその後、博物館の隣にできた「千石船展示館」について書きたいと思います。 【2-3】集落総出で復元した千石船「白山丸」 佐渡…

本の線引き箇所をたどる

◼︎本の線引き箇所をたどる 人から本を借りるとその本には持ち主が線を引いた箇所があり、その人が重要だと考えた部分が見えてくるようです。かつて千石船の里として栄えた港町・宿根木集落に縁のある人から借りた本。 宿根木 - Wikipedia 宮本常一著『日本の…

【お詫び】イラストで読む芸術家列伝 レオナルド・ダ・ヴィンチ版について

【お詫び】イラストで読む芸術家列伝 レオナルド・ダ・ヴィンチ版について 1550年に初版刊行されたジョルジョ・ヴァザーリの『芸術家列伝』は、西洋美術史を学ぶ人には必読の書として450年もの間、読み継がれてきました。ルネサンス期の画家・彫刻家・建築家…

博物館研究を読む

▪️平成28 (2016) 年1月30日 博物館研究を読む 博物館研究にあたり、何冊か読んだ本の中からおすすめだと思った本を紹介します。 ★伊藤寿朗著『市民のなかの博物館』 この本は、最初に読んでおくべきだったなーと思いました。博物館の役割が的確にわかりやす…

文化と社会をめぐる議論を考える

ここまできて、倫理。 次の問題を解け。 【出題】問題を抱えた5つの状況から一つを選び、どのような選択が考えられるか、どのような選択をするのが正しいか、理由を挙げて説明しなさい。 【状況 2】 あなたはB県にある県立美術館の学芸員です。あながたは新…

Booksー木下直之著にはまる

先月まで『芸術の生まれる場』(東信堂)という本を何度も読み返していて、 芸術の生まれる場 (未来を拓く人文・社会科学) | 木下 直之 | 本-通販 | Amazon.co.jp その編者が木下直之氏なのですが、ちょうど同じ頃、木下直之著『美術という見世物』(講談社…

ルネサンスとは何か?

もし、あなたが「ルネサンスとは何か?」について原稿を書いてくれと誰かに頼まれたら、なにを書くでしょうか? 経済を中心としたメディチ家の説明から始めるか、華やかな舞台裏の不安定な社会情勢と絶対的権力を語るか、やはりレオナルドやミケランジェロが…

BOOKー「博物館危機の時代」

▪️佐渡と大阪の共通点 5月7日、ちょうど辻秀人編『博物館危機の時代』(雄山閣)を読んでいた時に、私の故郷で博物館をめぐる不祥事がニュースになり、大阪府と似ているな……と思いました。この本では大阪府での博物館問題が記述されています。 「(1)博…

パオロとフランチェスカを探して

▪️ロダン「地獄の門」のなかに… 上野の国立西洋美術館に行ったら探してみてください。 サンドロ・ボッティチェリがメディチ家から依頼を受けて、挿絵を手がけたダンテ『神曲』。イタリア史上最高の文学と称される『神曲』に、彫刻家ロダンも影響を受けたそう…

Booksー「あの頃の軍艦島」

▪️廃墟ではなく、故郷なのです。 2013年5月、長崎を旅したときに今は無人島の軍艦島と呼ばれる端島に渡りました。100%人口の島であるここは、炭鉱が採れるために作られ、経済需要が変わると共に閉山になり、無人島となりました。近年では廃墟ブームで訪れる…

失われた壁画ーヴェッキオ宮殿の「五百人広場」

■ミケランジェロとレオナルド 世紀の対決 芸術新聞社から出ている『イラストで読む芸術家列伝』シリーズの初刊『ミケランジェロとヴァザーリ』に、ヴェッキオ宮殿の「五百人広場」の壁画のお話があります。ここの壁画を描く仕事が、まずはレオナルドに依頼さ…

Bookー『食べる西洋美術史』

昨日1冊校了し、雨の音を聴きながらなにもする気になれない今日。以前本屋で手に取り、プロローグを立ち読みして即買う事を決めた本を紹介します。 宮下規久朗著『食べる西洋美術史「最後の晩餐」から読む』(光文社新書) 以下、プロローグ抜粋*****…