気まぐれ Art note

洲之内徹が連載した「気まぐれ美術館」に憧れてます。

博物館研究を読む

▪️平成28 (2016) 年1月30日 博物館研究を読む 博物館研究にあたり、何冊か読んだ本の中からおすすめだと思った本を紹介します。 ★伊藤寿朗著『市民のなかの博物館』 この本は、最初に読んでおくべきだったなーと思いました。博物館の役割が的確にわかりやす…

問題を解けとミュージアムはいう

ミュゼオロジーという勉強をしています。この科目にⅠとⅡがあり、ⅠをクリアするとⅡは4回のレポート提出。85、90、90と3回まで高得点を取ったのですが、最後の最後で転けました。不合格、つまり再提出です。 お題が、ミュージアム(美術館・博物館)は大きな…

文化と社会をめぐる議論を考える

ここまできて、倫理。 次の問題を解け。 【出題】問題を抱えた5つの状況から一つを選び、どのような選択が考えられるか、どのような選択をするのが正しいか、理由を挙げて説明しなさい。 【状況 2】 あなたはB県にある県立美術館の学芸員です。あながたは新…

博物館資料保存論

【問】 教科書『博物館資料の臨床保存学』(さらに『東博の臨床保存』)をよく理解した上で、身近な博物館や美術館などの文化財資料の公開施設に出かけ、展示場などにおいて実践されている活動について資料の保存と公開の観点から調査し、その内容と有効性に…

加茂湖の閉ざされた木道

原稿がいきづまったある日の夕方、家を飛び出して加茂湖まで自転車を走らせました。小学校の校歌で歌ってきた加茂湖、高校生のとき近くの喫茶店でこっそりバイトしていた加茂湖。 加茂湖 http://www.visitsado.com/03amuse/02nature/scene-find-id.php?id=e3…

島の豊かなお話

今回も、美しい暮らしをする人の所へ、行ってきました。佐渡の豊かさを知っている人、本当の佐渡を教えてくれる人、私が立ち返るべき原点を思い出させてくれる人、前方を明るく照らす人。その人は、ありのままの民俗博物館を創り出せる人。展示室のなかで死…

羽吉の羽黒神社、裏門からあがる

佐渡の両津地区にある羽吉集落に、羽黒神社があります。表門と裏門があって、表門がわかっても裏門はわからない。集落の人しかわからないと思います。 正門が長い長い上り下り365段の階段をあがるなら、裏門は長い長い農道を行きます。どちらも社殿にたどり…

Booksー木下直之著にはまる

先月まで『芸術の生まれる場』(東信堂)という本を何度も読み返していて、 芸術の生まれる場 (未来を拓く人文・社会科学) | 木下 直之 | 本-通販 | Amazon.co.jp その編者が木下直之氏なのですが、ちょうど同じ頃、木下直之著『美術という見世物』(講談社…

和紙の灯り展 in 五箇山 2015

以前ランプを制作したお話をここに書きましたが、↓ karryart.hatenablog.com 合掌造りの里・五箇山での展覧会を終え、作品が手元に戻ってきました。結局、今年こそ行こうと思っていた五箇山へは行けず、工芸の先生から送られてくる報告メールを読んでどんな…

Grazie Italia

いよいよ明日には帰国という日、島に渡りました。イタリアには島がたくさんあって、島国だなぁと思うと親近感が湧いてきます。渡ったのは、サン・ジョルジョ・マッジョーレ島。写真は、教会の鐘楼からの眺望。 そして帰国日、船上からすばらしい朝陽を見まし…

Eurostarに乗ってヴェネチアへ

フィレンツェで食事をしている時、旅の後半はヴェネチアに行くと伝えると、サン・マルコ広場周辺では食事をしないほうがいいと言われた。中心地でもあるそこは、特に高いらしい。 フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ駅。 駅がオシャレだった。 「ボラ…

パスタとジェラートなど

フィレンツェで食べたパスタやジェラートなどを、簡単に。どこが美味しいかは、ツーリストアパートメントのオーナーさんが教えてくれました。 ホーム - ilnidodellacivetta ツーリストアパート・フィレンツェ 洋梨のクリームパスタ。ランチョンマットに小さ…

ルネサンスとは何か?

もし、あなたが「ルネサンスとは何か?」について原稿を書いてくれと誰かに頼まれたら、なにを書くでしょうか? 経済を中心としたメディチ家の説明から始めるか、華やかな舞台裏の不安定な社会情勢と絶対的権力を語るか、やはりレオナルドやミケランジェロが…

ミケランジェロの足跡をたずねて Ⅱ

◼︎アカデミア美術館 ミケランジェロの代表作「ダヴィデ」は、美術に興味がない人でも教科書か何かで見て知っていることと思います。ダヴィデのレプリカなら、日本にもあります。恵比寿駅から駒沢通りを山種美術館の方向へ歩いていく途中、カフェ・パパスを運…

世阿弥を介しての出会い

8月23日付けの消印で、故郷からの手紙。 6月に世阿弥由縁の地である正法寺(正法寺:佐渡観光協会)で行われた「ろうそく能」の主催者、「佐渡の能を織る会」代表の方からでした。それは来場者へのお礼という定型句ではなく、私が書いたアンケートを受けて書…

ミケランジェロの足跡をたずねて

◼︎サンタ・クローチェ教会 ルネサンス3巨匠といわれるミケランジェロ・ブオナローティ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロ・サンツィオのなかで、個人的に思い入れが強いのがミケランジェロ・ブオナローティです。それは、『芸術家列伝』を書いたジョル…

アート好きの旅の行程

イタリアへ行ったときの旅の行程を記しておこうと思います。 私の場合、航空券だけを取り、ホテルも自分で予約する完全な個人旅行です。旅へ行くと誰かに伝えると、「あそこへ行くといい」「ここは見てきたか?」などと言ってくれるので、他の人の旅は自分の…

文化財修復の現場

◼︎次世代に伝えるために 前回前々回に引き続きフィレンツェの旅を書こうと思っていましたが、今日、文化財保存修復セミナーに参加を申し込んだのでこのことを記しておかなければならないと思いました。 東京に文化財支援機構という組織があり、 文化財(美術…

フィレンツェ市街一望 ドゥオーモからの眺め

フィレンツェの街のシンボル・花の聖母教会ドゥオーモは、街を歩くたびに息をのむ存在感です。ドゥオーモはかつてのフィレンツェ共和国の宗教の中心。1296年から172年間の歳月をかけて建設され、フィレンツェの隆盛を表す荘厳で、豪勢な教会です。クーポラ(…

フィレンツェの夕日

フィレンツェですばらしい夕日に出会いました。フィレンツェにいくつか夕日スポットがあるみたいですが、これはアルノ川にかかるグラツィエ橋からヴェッキオ橋を眺めたところからの夕日です。 Firenze-Oltrarno.net: ヴェッキオ橋 次回からの更新は、フィレ…

フィレンツェに行ってきます。

明後日から一週間ほどルネサンス発祥の地、フィレンツェとヴェネチアに行ってきます。旅の行く先なんかわざわざ書かなくていいことなんですけど、ブログを一週間くらい更新していませんし、フィレンツェ行ったらまたしばらく更新しませんし、書いている以上…

五箇山の和紙と佐渡の竹でランプをつくる。

7月13日、懐かしい工芸の先生から突然のメール。 「元気でがんばっていることと思います。そして突然のメールで、驚いているかと・・・。確か佐渡島がふるさとで、灯籠祭りが8月にある(岩首の竹灯りの祭りのこと)と聞かされ、ぜひ行きたいと願ったこと思い…

おうちミュージアム Ⅲ

おうちミュージアム、完成しました。 タイトル「染付けティータイム」展 前回までとなにが違うかというと、展示解説パネルとキャプションつけて、終了です。試行錯誤しましたが、ここで終了させました。 解説パネルつけるとグッと展示っぽくなります。正面か…

おうちミュージアム Ⅱ

苦悩↓ の続きです。 おうちミュージアム - 気まぐれ Art notekarryart.hatenablog.com これが… こうなりました。 一見バラバラに置かれているようでも、見て心地よいとか、モノが良く見える見えないがあります。並べ方にリズムと法則があるとしっくりくるな…

おうちミュージアム

なぜだか集めてしまった器。 なんでだろ。 というのも、下記のようなお題が出たので、改めて買ったときの自分を考えさせられてます。 ★お題 自分の身の回りの品をコレクションと見立て、私的ミュージアムを想定、「展示」を試みレポートせよ。 注)ただ資料の…

島に伝わる鬼神面

▪️能と鬼太鼓はつながっている さる6月20日(土)は午後6時半から金井の泉にある「正法寺 ろうそく能」を観に行ってきました。すばらしい舞でしたよ〜。動きにキレがあって優美でした。 *「正法寺ろうそく能」とは? をご存知ない方は下記サイトをクリ…

忘筌ー大切なことを忘れない

今日は、あるところに展覧会の企画を送ったので。勉強した大学ノートやら教科書やらを引っ張り出してきて、忘れないようにここにも記します。 **************************************** 展覧会企画は「モノ」である文脈で集めて、見せる、ひとつの表現活動…

谷中「夕焼けだんだん」からの夕焼け

今日は、夕焼けがほーんとにキレイで、ここら辺の人は空が紅くなると、ここ「夕焼けだんだん」に集まってきます。佐渡島から上京してきてここ(谷中銀座)に初めて立った時、ここから見える風景に惚れて東京ならここに住もうと思ったんです。そのときは隣の…

故郷の大先輩ー80歳の裂織りデザイナーを訪ねて

▪️洋裁✖️裂織り、現代✖️伝統 友人が時々FaceBookに投稿する「裂織り工房」が、ずっと気になっていました。不思議な空間を持つその場所は、どこにあるんだろう。行ってみたい。聞けば、そこにいる裂織り名人こそ人間国宝に値するはずだと言います。しかし御齢…

夷祭り-6月16日

両津の商店街を自転車で通ったら、6月16日は夷祭りでした。ちっさい子が巫女舞、それをさらにちっさい幼稚園児が見てました。かわゆす。今日は以上です。