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気まぐれ Art note

洲之内徹が連載した「気まぐれ美術館」に憧れてます。

地域の人の手作りの企画展ー新穂歴史民俗資料館

▪️銀山絵図13枚を一堂に

現在、新穂歴史民俗資料館で開催されている「新穂銀山絵図」展に行ってきました(19日まで)。ここは2014年4月に佐渡市により閉館が決定されましたが、開館させたいとする地域の人の強い意志と行動により、本展の開催が実現しました。閉館が決定されてからまる1年、開館継続への第1歩となる企画展です。

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館内へ足を踏み入れた時の、案内板の言葉にオリジナリティーがあふれていて印象的でした。

 

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自分の故郷こんな立派な銀山絵図があるなんて、初めて見ました。しかも古文は読解され現代語訳の解説パネル付きでした。どのパネルの文章もなめらかでわかりやすかったです。

 

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現存する「新穂銀山絵図」は全部で15枚あり、そのうち2枚はコピーだそうで、本展ではコピーをのぞく13枚が最新の印刷技術で拡大印刷され展示されています。「新穂銀山絵図」が一堂に会したのは、おそらく今回が初めて。絵図の解説パネルは所有者と古文の現代語訳が明記されていて、学芸員が不在のなか、よくここまで……。心を砕いて手作りされた展示です。

 

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これは「新穂銀山友の会」の活動を伝えるパネル。友の会の方が、ここは博物館ではなく「史料館」でありたいと話してくださった言葉どおり、「新穂銀山友の会」は「ふるさとの歴史文化に触れながら地域社会を見つめ直そうと『意』を共にする者の会」だそうです。平成23年から銀山に続く古道の整備、遺跡の案内板を設置するなどの活動をしてきました。地域の人が手分けして”市民工事”し、銀山の看板をつくるまで3年がかりだったことがわかります。

 

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手書きのポスター、あたたかいですよね。
私は自転車で早春の田んぼと金北山の景色を楽しみながら資料館に向かいました。
館内の常設展も素晴らしかったので、そのことはまた後日。
ぜひ皆さんもお出かけください。