気まぐれ Art note

洲之内徹が連載した「気まぐれ美術館」に憧れてます。

【お詫び】イラストで読む芸術家列伝 レオナルド・ダ・ヴィンチ版について

【お詫び】イラストで読む芸術家列伝 レオナルド・ダ・ヴィンチ版について

 1550年に初版刊行されたジョルジョ・ヴァザーリの『芸術家列伝』は、西洋美術史を学ぶ人には必読の書として450年もの間、読み継がれてきました。ルネサンス期の画家・彫刻家・建築家133人(初版時)の伝記が収められており、イタリアルネサンス期を語る上でもっとも重要な文献の一つとされています。

 ジョルジョ・ヴァザーリの『芸術家列伝』を読みやすく、さらに現代の研究を盛り込み、天才たちの偉業とその舞台裏にある嫉妬や苦悩など人間模様をも描き出した「現代版 芸術家列伝」をつくりたいとまとめたのが、この『イラストで読む「芸術家列伝」』シリーズ(発行元:芸術新聞社)でした。

 

 前置きが長くなってしまいましたが、当ブログを書いている者は、企画編集担当の古玉かりほです。ブログは匿名なので公式ではなく、ここには個人的なことを思うままに綴っているにしかすぎないのですが、私個人に「あの本楽しみにしているよ」「応援している」と言ってくださった方がおり、また読者ハガキで「わかりやすくておもしろいから、いろんな芸術家のシリーズやってくださいね」と書いて寄せてくださった方が多くいらっしゃったので、担当書籍のお詫びをお伝えしなければならないと思いました。

 

 サンドロ・ボッティチェリ版となる「ボッティチェリとリッピ」を刊行したとき、巻末に……レオナルド・ダ・ヴィンチ版の刊行をお知らせしたのですが

ダ・ヴィンチ版は読者の皆様にお届けできないこととなりました。

 

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 あちゃー。今となっては巻末のお知らせが恥ずかしいです。

 刊行については出版社の事情もありますが、私個人が実は社会人にして大学に通っており、学び直したい気持ちが大きかったのです。レオナルド先生の本の編集と、論文の執筆とが重なってしまい、今は勉強する時期と腹を決めたために、レオナルド先生の本は刊行できないこととなりました。同時に「芸術家列伝」シリーズもここで終わりということになります。

 楽しみにしてくださった読者の皆様に、お詫び申し上げます。

 そして皆様が寄せてくださった声が、編集者として何よりの励みでした。

 本当にありがとうございました。

 

 これからは大学での学びを生かした企画をし、450年も読み継がれ研究されてきたヴァザーリの仕事をめざして、後世に生きる人のためになるような良い書籍を企画編集していきたいと思います。ヴァザーリの著書をもとに新しい書籍の編集ができる機会に恵まれたこと、大変光栄に思っています。

 ありがとうございました。

 

 

 

編集担当:古玉かりほ

 

 

追記:YouTubeで東京テレビの番組「美の巨人たち」が見られるのはうれしいですよね。リンクはレオナルドが放映されたときのもの。

「最後の晩餐」前編

www.youtube.com

「最後の晩餐」後編

www.youtube.com