気まぐれ Art note

洲之内徹が連載した「気まぐれ美術館」に憧れてます。

見参、手土産を持って

先週は、ちょっと手土産にこだわって帰省しました。

文化の仕事をしているのだから、少なくともその地域の文化が伝わるようなものを持って行きたい。というより、手土産ってそういうものですよね。行き先は、飛騨から佐渡へ。そして佐渡から飛騨へ。お渡しするお相手やシチュエーションにより、そのシーンにあったものでなければならないと考えました。

今回のシーンは・・・

・目上の人、上司

・文化の仕事に携わる人

・ご挨拶

・オフタイムだけど食事を交えた少し改まった席

 

というわけで、飛騨からの手土産に私が選んだのは、

▪️御菓子所 田の下「麦っこ」

というお菓子でした。箱の上に鮎の形をした金平糖をのせてお渡ししました。

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 パッケージの絵が白壁土蔵のある瀬戸川で、ここ本当に美しい雅な場所なのです。お菓子を選ぶときに、お店の人に「これはどういうお菓子ですか?」と聞いたら、「麦と豆と栗という山の素材を使った素朴な味のお菓子です」と教えてくれたので、これにしよう! と思いました。山の味を伝えるーーー文化ですよね。

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www.hida-kankou.jp

 

 

今度は、佐渡からの手土産です。

▪️しまや「文弥人形芝居」

国指定重要無形文化財伝統芸能、文弥人形芝居をモチーフにしたパッケージ。

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www.sawanedango-shimaya.co.jp

 

 

なんたって文化振興課に渡す手土産ですもの。

中身はクッキーなんですけれど。

うれしかったのは、課の皆さんがとても喜んでくれたこと。課長が”ありがとう!”ってメールまでくださったこと。一緒に働くスタッフ(教養ある人生の先輩)が、

佐渡って金山をとてもPRするからそのイメージしかなかったけれど、こんな文化があるんだね。文弥(ぶんや)人形って読むの? これは地元の人が演じるわけ? そこに価値があるだね。このお菓子もらって佐渡の文化のイメージ変わったな。ちょっと行ってみたくなった」。

と言ってくれたこと。行き方まで聞かれたから、お世辞じゃないんや〜。これが地域同士の文化交流だなぁと思うと、心底うれしいです。シルクロードって人が行き来して文化が発展したから、日本でいうと昔の宿場町なんかも旅の人が往来して発展したし、千石船の寄港地も物流を通した地域交流ですよね。街道が文化つくる、原点だなぁと。

 

話がそれました。

要はパッケージデザインって大切だと思ったんです。

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数年前に手土産の本ブームがありましたけれど、お菓子のパッケージデザインを著名な画家や書家が手がけていることもあります。そんなお菓子を紹介するページを、かつて雑誌で企画したりしました。わかる人にはけっこう喜ばれます。編集しているこちらも楽しかったな。(手前味噌みたいなことしてすみません。)

地方に行ってお土産を買うとき、いつも思うのですけれど、

もっと地域にデザイン力がほしい!

 

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えーと、これは。東京からいらした彫刻家の先生からいただいた手土産。北斎の富士山をパッケージデザインにしていますね。中は、クッキーがぎっしりでスタッフの若い女の子と「わ〜♪」と言いながらルンルンでいただきました。

ここ⇩⇩ のお菓子です。

◎泉屋東京店◎

 

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あとは、新潟名物「笹団子」をあっちにもこっちにも ハイ!どうぞ。

 

 往来って、いい言葉だな。