◾︎今でも菓子木型でお菓子をつくっている和菓子屋さんがある
・・・・と、聞いて。
過日、京都まで行ってきました。
その和菓子屋さんは、京の老舗「松屋藤兵衛」さん
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260503/26005947/
といいます。
お店のカウンター
ま、お菓子も魅力的だったし、店内の木型も江戸時代から実際に使われていたものが飾られていて、大変すばらしかったのですが、もっとびっくりしたのは、
富岡鉄斎の書がバーンと飾られていて、すげーすげー
どうしようかと思っちゃいました。書道博物館に来た気分。
ああ、ふと訪れてみたらこんなご縁があるとは。
富岡鉄斎の書が見られるなんて、ご褒美でした。素晴らしい日だ。
ショーウィンドウも上品な。
古い看板の字もすばらしい。品のあるお菓子屋さん。
私はここでカステラと落雁をお土産に買って帰りました。お菓子はね、そのときたまたま美術館の事務所に遊びに来た人たちとスタッフでパクパクいただきました。
一度は訪れたい和菓子屋さん。和カステラ、美味です。
また、菓子木型については加賀藩御用達のお菓子屋さんが、今はもう使わなくなった江戸から昭和までの菓子木型をミュージアムとして展示しています。
見応えあるのでぜひ。
虎屋も所蔵してます。
それから武蔵美も。
↑ こちらの展覧会は過去のものです。武蔵美は江戸で3代続く和菓子屋さんが絶えて、使っていた菓子木型が寄贈されて、展覧会を企画していました。
菓子木型の「彫り」がすばらしいんですよね。
昔の人は美しいものをつくっていたんだなぁと思います。
丹精込めて。